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検査について

現在、B型肝炎に感染している人はたくさんいらっしゃいますが、そのほとんどの方は、自分が感染しているのかどうか検査をしていません。

B型肝炎に感染していたとしても、発症していない場合や、発症していたとしても、肝臓の病気は初期のころは自覚症状がないためです。

B型肝炎の検査方法

B型肝炎かどうかを調べるための検査方法は、基本的に血液検査です。

血液を採取し、HBs抗原というB型肝炎ウイルスの外殻であるタンパク質が血中に含まれているかどうかを確認します。この時、陽性反応が出た場合にB型肝炎ウイルスに感染していることが判明します。

陽性反応が出た後は、様々な精密検査を行います。

家族の病歴を確認し、他の家族が感染しているかどうかの確認から始まります。

その後、肝臓機能に問題ないかどうかの検査を行います。

他にも、ウイルスの活動状態やウイルス量、そして肝臓がんの有無などを超音波検査や血液検査などでより細かく調べていき、6ヶ月以上ALT(肝臓内にのみ存在する酵素)の数値に異常が見られた場合、慢性肝炎と判断され、より細かく調べるために肝生検を行います。

なお、B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかの確認は、採血による血液検査で診断が可能です。採血してから数週間程度でわかります。

感染していると判明したのであれば、より詳しく診てもらいましょう。初期段階で体内の環境改善を行うことで肝臓がんや肝硬変といった危険な病気を防ぐことができるからです。

必ず一度は、B型肝炎の検査を受けよう

病院

もし、B型肝炎の検査を一度も行ったことがないなら、必ず一度、検査を受けましょう。

現在では、市区町村の定期健診時に、一緒にB型肝炎検査を受けることができます。その他、随時、保険所や病院でも受けることができます。

B型肝炎検査は、採血して血液を調べることでわかります。採血し、大体1~2週間程度で検査結果が届くでしょう。

まずは、定期健診時に一度受けてみて、自分が慢性的に感染していないかどうかを調べましょう。ここで感染していなければ、まずは安心ですね。

その後は、他人の血液に触れた、新しいパートナーを得たなど、環境が変わり、感染しているかどうか気になった場合にも、検査を受けてみると良いでしょう。

その場合は、感染したと思われる時期から3ヶ月以上経過している必要があります。3ヶ月間は悶々とした日々が続いてしまいますが、それより前に検査しても正しい結果が得られないことが多いため、待つしかありません。

また、感染を疑った場合は、献血や性的接触は避けましょう。

B型肝炎ウイルスの血液検査は、B型肝炎ウイルスの外側のたんぱく質を検出できるかどうかでわかります。このたんぱく質は「HBs抗原」と呼ばれています。

検査結果で、「HBs抗原」が陰性だった場合は、B型肝炎には感染していません。「HBs抗原」が陽性だった場合は、残念ながら、B型肝炎に感染しています。

もし、検査結果でB型肝炎への感染が判明した場合は、速やかに治療を開始しましょう。

感染していることが発覚したら

前述しましたが、もしB型肝炎ウイルスに感染しているとわかった場合、必ず病院に行って診断を受け、適切な治療を行いましょう。

ウイルス性肝炎の治療法は、昔と違って大幅な進歩を遂げており、症状の進行を大幅に食い止めることは難しくありません。一昔前は不治の病として知られていた肝炎ですが、現在はかかっていたとしても普通の人と何ら変わりなく生活することも出来ますし、大きな症状が出ることなく生涯をおくることだって不可能ではありません。

しかし、症状を放置し続けているとそれすらも叶いません。

「特に今のところ症状もないし、大丈夫だろう」と思っている方もいるかもしれませんが、肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれているほど自覚症状が出にくい臓器であり、自覚症状がないからといって症状が進行していないわけではないのです。

もし、健康診断で不安な結果が出た場合は、一度検査を受けましょう。

もしかしたらC型にかかっているかも!

肝炎には、B型肝炎以外にもC型肝炎など様々な肝炎があります。どの肝炎も生命を脅かす危険な病気です。

しかし、解決方法はどれも等しく、早期発見による改善です。初期段階で発見すれば生活に支障が出ることもあまりありません。

確かにB型肝炎以外の症状によっては給付金の受給が困難になるケースもあります。

しかし、症状が悪化してしまったら給付金をもらえない以上のリスクがついて回ります。肝炎が発覚したら、迷わず病院に行き、定期的な診断を受けましょう。

B型肝炎の検査が受けられる場所を紹介

B型肝炎は早期発見、早期治療を行えば、重大な病気への進行を防ぐことが可能です。B型肝炎に感染している人のうち、40歳以上の方が90%以上だといわれていますが、中には若年層で感染している方もいらっしゃいます。

これまでB型肝炎の検査を受けたことがないという方や、健康診断で不安な結果を得た方は検査を受けることが大切です。

ここでは、B型肝炎の検査が受けられる場所をご紹介するとともに、それぞれのメリット、注意点についても解説します。

病院・医療機関:かかりつけの医師で安心、土日も検査可能

普段通院しているかかりつけの病院や医療機関で検査を受けることができます。

信頼がおける医師のもとであれば、リラックスした状態で精神的に負担も少なく検査に望めるでしょう。また、自宅から近い場所で検査を受けられる点も大きなメリットです。

平日の夜間や土日も受け付けしている病院も多いため、仕事をしている方でも休日に検査に行くことが可能です。

国民健康保険が適用された場合、600円程度で検査を受けられるケースも。

ただ、症状によっては保険適用外となる場合があるため、費用に関しては事前に各病院、医療機関に確認する必要があります。

B型肝炎の検査にかかる費用相場は、1,000~1,800円程度です。

保健所:料金が無料、他の検査も同時にできる場合も

お住いの都道府県にある保健所でも、B型肝炎の検査を受けることができます。

例えば新宿区にお住まいの方であれば、新宿区保健所にて検査を受けることが可能。検査を受ける場合は事前に電話で予約を入れる必要があり、検査の結果は本人に口頭で伝えられる形が基本となっています。

保健所で検査を受ける最大のメリットは「料金が無料」という点です。地域によっては、B型肝炎と同時にHIV検査、梅毒、クラミジア抗原検査を受けられるところもあります。

しかしながら、電話での通達や実名での証明書発行などはできず、検査の日時が限られているという点がデメリットです。また平日の昼間に検査が行われることもあるため、その場合仕事をしている方は検査を受けるのが難しくなってしまいます。

会社の健康診断は費用負担なし、自治体は一部負担で可能

自治体や会社の健康診断では、本人の希望がある場合にのみB型肝炎の検査を行うことができます。ただし、職場や自治体によってはB型肝炎の検査が受けられない場合もあるため、事前に勤め先やお住いの市区町村にある担当窓口(健康増進事業担当課)に確認をとってください。

会社の健康診断であれば、会社に費用を負担してもらえるため、費用的な負担は一切ありません。

自治体でも、対象者であれば費用を一部負担してもらうことができます。ただし、自治体によっては

  • 40歳以上の該当市に居住している国民健康保険加入者
  • 18歳~39歳の学校や職場で検診機会のない人

といったように、受診資格や年齢制限が設けられていることもあるため注意が必要です。

参考:『成人健康診査』町田市のホームページ

県が指定した医療機関:費用を一部〜全額助成してもらえる

県の肝炎治療特別促進事業において、診断書に記載できる医療機関で検査を受けた場合、費用を全額もしくは一部助成してもらうことができます。

日本肝臓学会の肝臓専門医か、埼玉県肝炎医療研修会受講修了医師が所属している医療機関であることが原則です。

ただし、市区町村によるB型肝炎検査で陽性判定が出たことや、初回の検査であることなどが条件とされています。

参考:『千葉県肝炎治療特別促進事業について』千葉県のホームページ

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