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B型肝炎の給付金とは?~全部わかるQ&A~

B型肝炎給付金とは、B型肝炎の感染経路により、国から給付金が支給される制度のことです。

 まずは大枠を知ろう!B型肝炎給付金とは

B型肝炎給付金

しかし、単に手続きすると支払われるということではなく、自分は対象者であると訴訟を起こし、国と和解交渉をして給付金を勝ち取る必要があります。

ここでは、まず、なぜこの給付金が始まったのかを解説していきます。

次に、B型肝炎に感染していても、対象になる人とならない人がいます。どんな場合に対象になるのかを説明します。

自分がB型肝炎給付金の対象である可能性が高い場合、まずは、請求に必要な資料を集めることになります。
どのような資料が必要なのか、そして、手続きはどのようにするのか、資料集めから、実際に給付金が支払われるまでにどのくらいの期間がかかるかなども、それぞれ紹介していきます。

また、もし、B型肝炎給付金の対象であっても、その請求期限は決められています。除斥期間と呼ばれる、消滅期間の説明と、除斥期間が過ぎた場合にどうなるのかも解説します。

では、それぞれを詳しく見ていきましょう。

給付金が支給される理由って?

過去に学校で集団予防接種を受けたことがあるという方も多いと思います。子供の頃に集団予防接種を受けることは国が決めたのですが、その際の注射器の使い回しにより、B型肝炎ウィルスに感染するケースが相次ぎました。昭和23年7月1日〜昭和63年1月27日まで、日本では注射器の使い回しが放任されていたのです。平成18年には最高裁判所が国の責任を認め、賠償するよう命じる判決が下されました。

ただし、給付金が支給されるには、注射器の使い回しによりB型肝炎に感染したと認定される必要があります。

その結果、認定されるまで長い道のりになる可能性も。

こちらのページでは、B型肝炎の給付金が始まった経緯について解説しています。

>>給付金が支給される理由って?

どんな人が対象になる?

B 型肝炎の給付金が対象となる人は、大きく二つに分けられます。一つは、国が定める対象期間に集団予防接種を受け、 B 型肝炎ウイルスに持続感染している人。もう一つは、この B 型肝炎が子供に感染ししまったケースです。B型肝炎は母親が感染している状態で妊娠した場合、子供にも感染してしまうウイルスです。そのため、二次感染者も給付金の対象になります。

知っておきたいのは、給付金対象者が亡くなってしまっている場合、遺族に給付金が保証される場合もあるということです。この事実を知らず、残された遺族が泣き寝入りしてしまうという状況も少なくありません。このような状況にある場合は専門機関などに相談することを強くおすすめします。

こちらのページでは、B 型肝炎給付金の対象となるための条件や、母子感染などについて更に詳しく解説していきます。

>>どんな人が対象になる?

請求に必要な書類は?

B 型肝炎給付金を請求するためにはいくつか書類を用意する必要があります。必要とされる書類は、本当に B 型肝炎に感染しているのか、そして一次感染の条件に当てはまっているのかどうかなど、証明するためのものが中心です。

具体的には、予防接種の記録が残っている母子手帳、各自治体が管理している予防接種台帳など。中には、両方とも用意することができない人もいらっしゃいます。この場合は、陳述書や医師の意見書などで代用することができる場合もあるため、然るべき機関に相談してみましょう。

他にも、B型肝炎が感染したルートが「集団予防接種以外ではない」ことを証明する必要があります。こちらのページでは、こういった必要書類について分かりやすくまとめていますので参考にしてみてください。

>>請求に必要な書類は?

どうやって請求すればいい?

給付金をもらう準備ができたら、次に起こす行動は請求になります。

請求の手順を簡単に説明すると、国に責任を認めてもらうための訴訟を起こし、和解するという流れです。具体的には、厚生労働省を相手取った訴訟を起こすことになります。集めた必要書類を裁判所へ提出し、この書類が認められると厚生労働省との和解交渉に進んでいきます。既に基本合意されている状況のため、具体的な給付金などの条件を交渉して行く形です。

交渉の結果、お互い合意ということになれば和解調書が用意され、初めて給付金が支払われることになります

以下のページではB型肝給付金請求の流れ、弁護士に相談するべき理由について徹底解説していますので、ぜひご参照ください。

>>どうやって請求すればいい?

訴訟が必要ってホント?

B型肝炎給付金を支給してもらうためには訴訟を起こさないといけません。書類を提出するだけで簡単に給付金を手にすることができると思っているかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、あくまでも訴訟を起こされた国側と被害者が和解交渉をし、その結果の給付金支給となるため、当然裁判所にて手続きをする必要があります

とは言え一般的な訴訟と比較すると、弁護士側も、裁判所側も、そして国側も手順を理解しているため、比較的早く事が進むケースが多いです。加えて、専門家に任せておけば問題なくスムーズに話が進むでしょう。

こちらのページでは、B型肝炎の給付金請求に必要な訴訟について解説しています。

>>訴訟が必要ってホント?

弁護団と法律事務所の違いって?

弁護士

弁護団とは、個人法律事務所の垣根を越えて結成された団体のこと。B型肝炎訴訟の弁護団は、1989年のある訴訟がきっかけで結成されました。

弁護団と法律事務所、どちらに相談した場合も和解交渉などの手続きを行ってくれるのは弁護士になります。従って、どちらの場合も根本の部分は変わりません。

B 型肝炎の給付金をもらうためには、専門に取り扱っている全国 B 型肝炎訴訟弁護団に依頼しなければならないと思いがちかもしれませんが、必ずしもそうしないといけないわけではありません。

結局のところ、訴訟を起こして裁判所で対応をしてもらうことになるため、通常の手続きを踏んでいけば問題はありません。B型肝炎だからと特別視されているわけではなく、弁護団に依頼せずとも、地域密着型の弁護士など身近なところに依頼をしても問題ないということです。

下記のページでは法律事務所と弁護団の違いに加えて、司法書士と弁護士の違いについても触れています。

>>弁護団と法律事務所の違いって?

支給されるまでの期間は?

証拠資料集めや裁判所への提訴、和解協議、和解調書の作成、そして合意を得て給付金をもらうまでの期間は、半年から1年という場合が一般的です。

給付金を得るために頭に入れておきたいのは、証拠集めに最も時間がかかることです。半年から1年、そのほとんどが証拠集めに費やされることもあるでしょう。状況によっては、診断書を提出しても B 型肝炎の根拠と証明することができない場合もあります。大切なことは、「B型肝炎訴訟の手引」に記載されている要件をきちんと満たしているか。これをクリアしていればスムーズに進めることができます。

下記のページで、B型肝炎給付金の支払いまでの期間について更に詳しくチェックしておきましょう。

>>支給されるまでの期間は?

請求資格を失うことはある?

B 型肝炎給付金の請求資格は失ってしまう場合もあるため注意しましょう。具体的には、20年を経過すると法的請求権がなくなってしまいます

この20年とは、

  • 無症候性キャリア(未発症の人)は集団予防接種をした日
  • 慢性肝炎を発症している人は発症した日

からカウントします。

もちろん人によって集団予防接種を受けた日付は違うため、「親しい人が○月○日だったから」と言って同じ日だと思わず、しっかりと自分自身の目で確認することが重要です。少しでも疑いがある人は、弁護士事務所に相談をするなどすぐに行動を起こしましょう。

こちらのページで、B型肝炎の排斥期間について分かりやすく解説しています。

>>請求資格を失うことはある?

B型肝炎給付金の期限延長について解説

B型肝炎給付金の請求期限は決まっており、期限が過ぎるとお金はもらえません。特別措置法が成立した時点での期限は平成29年1月12日でしたが、これが5年延長されて34年1月12日が請求期限となりました

今まで請求できることに気づいていなかった、もう間に合わないと諦めていた方や、これまでは忙しくて請求できなかったという場合でも請求可能です。こちらのページでB型肝炎給付金の期限延長についてまとめていますので、ぜひ目を通しておいてください。

>>B型肝炎給付金の期限延長について解説

相続人が受け取るB型肝炎の給付金について解説

B型肝炎の給付金は感染者本人だけでなく、相続人も受け取ることが可能です。

もしB型肝炎ウイルスに感染し、病気によって家族が亡くなった場合は遺族が請求件を承継し、しかるべき手続きを行うことで給付金を受け取ることになります。

ただ、給付金を受け取るには国を相手取って訴訟を起こす必要があり、それには複数の書類を不備なくそろえなければなりません。

中には感染者本人が存命中でないと手に入りづらいものもあり、遺族が個人ですべての資料をそろえようと思うと多くの時間と手間を費やすことになります。

一方で、B型肝炎給付金の請求期限は平成34年1月に迫っています。一度期限は延長されましたが、次回また延長されるかどうかは誰にもわかりません。

資料をそろえるのに四苦八苦して期限を過ぎてしまうと給付金を受け取れなくなってしまう可能性もありますので、B型肝炎ウイルス感染者の相続人が給付金を請求する場合は、弁護士などプロに相談することをおすすめします。

>>相続人が受け取るB型肝炎の給付金について解説

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